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2009年 05月 05日 ( 1 )


2009年 05月 05日

Le torri di Bologna (ボローニャの塔)

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12世紀から13世紀にかけて、ボローニャには100以上の塔が存在していたそうだ。それは何故か。調べてみるとその時代のボローニャではそれが権力や富の象徴であったことが分かった。成る程、古い本屋に立ち寄ると大抵その頃のボローニャの様子を描いたものが飾られていて、まるでアスパラガスが生えたように町のあちこちに様々な背の高さの塔が存在する様子が描かれている。それ程沢山在った塔も時代を通過する間に短く切られてしまったり壊されてしまったらしく、現在は数えるほどしか残っていない。その数少ない塔の中で皆に知られているのがこのふたつの塔。右手のがLa torre Asinelli (アシネッリの塔)で西に傾いていて、左手のがLa torre Garisenda (ガリセンダの塔)で南東に傾いている。初めて間近で見た時はその傾きに驚いたものだが、そういうものも見慣れるものである。尤もガリセンダの塔の傾きはかなりのものであるから、時々遠くから眺めてはまた更に傾きが進んだのではないかと心配する。さてアシネッリの塔は高さ97,30mと結構高い。真下から見ると分かり難いので50mも100mも離れて見てみるとよい。背高のっぽの塔である。そしてよく見ると途中で継ぎ足されているのが分かる。そうなのだ、この塔は増築されてこの高さになり、そうして中世のボローニャでは一番高い塔になった。元気のある人、体調の良い人は塔に登ってみるのも良い。古い梯子のような木製の階段を文字通り登るのである。高い所に弱い人は498もの階段をひたすら上を見て登ろう。うっかり後ろや下を見ようものなら眩暈がするというものだ。勿論、足元は滑らない靴が良い。そして手ぶらで挑むのが基本である。途中で引き返したくなることもあるだろう。でももう少し辛抱して欲しい。ボローニャの町を上から眺めることが出来る、多分唯一の手段なのだから。上に登りつめると眼下にボローニャの赤い町が広がる。それは想像していた通りであって、そして想像よりももう少し感動的だ。たったそれだけのこと。だけどそれ見たさに今日も沢山の人が塔を登る、この町を訪れた人ばかりでなくここに暮らす人達も。ボローニャと塔。これは昔も今も切り離すことの出来ないものなのだ。
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by paesi | 2009-05-05 23:30 | ボローニャ旧市街