2009年 04月 13日

Corte Isolani

f0199571_22595526.jpg
2本の塔からStrada Maggiore を歩き出して5分としない辺りにCorte Isolani (イゾラーニ家の館)がある。面白いのはこれをCorte (宮廷) と呼んだりPalazzo (館) と呼んだり単にCasa (家)と呼ぶこともあることだ。書物によって呼び方が違うのは何故だろう。私は今までCasa と呼んでいたけれど、実際建物の壁にCorte Isolani と記されているのだからそう呼ぶのが良いだろう。さて、それでこのCorte Isolani は13世紀に当時の上院議員だったIsolani の住まいとして建てられたものだ。古い建築物はボローニャ旧市街に沢山あるから、それだけを語るならあまり珍しくもない。ただこれが他と違うのはポルティコの柱と梁が樫の木材で作られていることだ。ポルティコの高さは9m。地上から見上げても道の向こう側から眺めても圧巻だ。1877年に建物が持つ元来の特質を失わないように同じ素材を利用して修復された。もともとポルティコとは住宅事情の悪さから生まれたものらしい。歩道をポルティコ覆い、その上に部屋を作る。それからポルティコの下では職人達が仕事をしたという。暗い仕事場よりも断然明るい、しかし雨風から守られたポルティコの下で仕事するのが好まれたのだろう。話を戻すとポルティコが住宅事情の悪さから生まれた代物ならば、こんなに天井が高くてその上には一階分しか部屋を作らなかったのは理に合わないけれど、裕福な家なのだ。住宅事情は決して悪くあるまい。たぶん単に歩道を覆うために作られたものなのだろう、と私なりに理解してみた。現在この建物には沢山の店やオフィスが入っている。少しスノッブな匂いのする場所で、どの店も一様に高い。しかし目の保養にはとても宜しく、ひとりで、それとも友人達と美しいものたちを物色しながら歩くのはとても楽しい。中にあるワインバーやカフェは思ったほど高くない。安くこそないがこの程度の値段なら許せるというレベルである。こんな私ですら時々友人と利用するのだから保障つきだ。ワインバーは地元の人達が金曜日の夜になるとここに集まるので、直ぐに一杯になってしまう。そんな賑やかな様子を眺めるのも案外楽しい。ただ、レストランはどうだろう。まだ勇気がないので未開の地だ。階段を上がったり降りたりしながら真っ直ぐ行くと建物の反対側にあるPiazza Santo Stefano (サント・ステファノ広場) に出るという仕組みだ。
[PR]

by paesi | 2009-04-13 16:12 | ボローニャ旧市街


<< Piazza San Dome...      Biblioteca sala... >>